
北海道ならではの「あたたかさ」をテーマにしたホテル「暖雪(だんせつ) 札幌」が、2025年4月にオープンしました。
館内には銭湯設計の第一人者とプロサウナーが共同プロデュースした大浴場・サウナが設けられていて、極上の「ととのい」体験へと導いてくれます。
「冬から春への移り変わり」をイメージした温もりあふれる新ホテル「暖雪 札幌」

四季に加えてその土地ならではの気候風土を「5番目の季節」としてとらえ、地域独自の魅力に満ちた滞在をかなえるホテルブランド「FIFTH SEASON HOTELS」。
石川県金沢市の「雨庵(うあん) 金沢」に続いて2軒目となる「暖雪 札幌」は、北の大地が寒い冬から暖かい春へと移り変わる季節がイメージされています。

北海道だから感じられる「あたたかさ」というコンセプトは、とりわけホテル自慢の大浴場とサウナに表れています。
銭湯設計の第一人者である今井健太郎氏が手がけた大浴場は、暗めのトーンと木材を基調とした内装が特徴的。どこか懐かしさと新しさが共存する落ち着きあるデザインが、ゆったりとした湯浴みの時間を演出します。

木材をふんだんに使用した脱衣所も、同じく今井氏の設計によるもの。機能的ながら温かみのある空間が広がります。

サウナにもこだわりが光ります。「ととのえ親方」の愛称で知られ、全国各地のサウナ施設をプロデュースしてきたプロサウナー・松尾大氏が企画・監修したフィンランド式サウナは、希少な樹齢約400年のオールドグロス・ウエスタンレッドシダーが壁面に用いられ、独特の甘い香りがリラックス効果を高めてくれます。
また、サウナストーン周りの岩は、道内の日高地方で採れた希少なかんらん岩を使用。約1億5000万年前のマグマが地層で冷えて固まったとされる岩石は、太古の自然ロマンを感じさせます。
室内はより温度の高いポジションで過ごせるよう計算されていて、ベンチの高さは床から80cm以上。足元には丸太を利用したステップが置かれています。

水風呂の壁面には木炭が埋め込まれています。壁を伝って流れてくる水の純度が高まることで、心地良いクールダウンが堪能できるとのこと。

外気浴スペースには、天然木材の板壁の隙間から北の大地の空気が流れ込みます。
そして、ととのえ親方・松尾氏監修のウッドチェアを設置。至福の”ととのい”を実現すべく、角度まで細かく計算された特注のチェアだそうです。
北海道らしさを盛り込んだ館内デザイン

ホテル館内には、北海道ゆかりのアクセントが数多く取り入れられました。1階レセプションには、地元で活躍する左官職人・野田肇介氏の作品が飾られ、北海道の天然の土から生み出された土壁が、美しい冬の世界観を表しています。


また、北海道在住のフォトグラファー・前田景氏による「WARM SNOW」の作品も。
雪を鏡に見立て、見る人それぞれの心象風景を映し出す独特の作品群が、館内や各客室に展示されています。
人数や目的に応じて選べる多彩な客室タイプ


「暖雪 札幌」には、さまざまな旅の目的や人数に対応する多彩な客室タイプが用意されています。
高層階には、室内にプライベートサウナを備えたスイートルームやプレミアツインが。特にスイートルームのサウナは、チラー(冷却機能)付き水風呂やととのいスペースも備えた本格仕様です。


ほかには、ミニキッチンやダイニングテーブル、ソファセットを備えたファミリースイートや、気ままな2人旅におすすめのモデレートツイン、車いす移動にも配慮したユニバーサルルームなど、さまざまなニーズに応えてくれるしつらえが魅力的です。

「サウナ付きプレミアツイン」「サウナ付きスイート」「プレミアツイン」の宿泊客は10階のラウンジを無料で利用可能。
旭川発祥の家具メーカー「カンディハウス」の家具に囲まれた空間で、アルコール類やソフトドリンク、軽食を自由に楽しめます。

寒さの厳しい土地ほど、太陽の日差しが一層いとおしく感じられるもの。北海道の「あたたかさ」をテーマにした新ホテル「暖雪 札幌」は、まさに冬の太陽のように、疲れた心身に染み入る穏やかな温もりに満ちています。
寒さの中にあたたかさが宿った北の大地ならではのホテルステイで、ひとときの癒やしを感じてみてはいかがでしょうか?
暖雪 札幌
- 住所
- 北海道札幌市中央区南6条東2-1-1
- 総部屋数
- 136室
- アクセス
- 札幌市営地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅6番出口から徒歩約4分
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